一番初めにマレーシアへ移住したいことを打ち明けたのはお互いの両親だったのは間違いない。
記憶が正しければ打ち明けたのは移住の目標をマレーシアに決めた頃であったかと思う。
学生の頃から「留学したい」「海外で働きたい」「海外で暮らしたい」と耳にタコが出来るほど聞かせれてきた私の両親からすると、驚きはしたものの特に反対はしなかった。
同じようにTosuの両親も、私たちの報告に驚きはしたものの反対することなく応援してくれた。
万が一、それぞれの両親に反対されたとしても移住することを諦めるという考えはなかった。
ただし、両家にとって初孫である息子に対する心配はされた。
私たちが息子の幸せを1番に考えて生活しているように、両家ともに息子が誕生する前からたくさんのサポートをしてくれ、生まれてからもずっと可愛がってくれ成長を見守ってくれていたのだ。
自閉症スペクトラムの息子は環境の変化を好まない。
それが海外に移住となると、言語はもちろんのこと学校の先生やお友達、食事面すべてが変わってしまうのだ。
私やTosuも今の安定した息子の生活環境に大きな変化を与えることに関しては不安要素ではあった。
だから同じように心配してくれているそれぞれの両親の息子に対する気持ちは本当に有難かった。
実際に移住してからでないと息子がどのような反応を示すかは分からない。
引き止めたい気持ちもあったかと思う。
それでもその気持ちをグッと飲み込んで応援してくれる両親たちの想いと、なによりも私たちの都合で引越すことになる息子に今の日本での生活よりもっと良い環境を整えてあげなければならないと強く実感した。
それぞれの両親に決意表明をしてから約半年後。
次に打ち明けたのは息子が療育の時に知り合ってから付き合いがある友人のMちゃんだ。
※療育の時のお話は今後「泣いて笑って」で綴りますね。
彼女とは息子が3歳の頃からお世話になった療育で、彼女の娘であるRちゃんが入園したことで出会った大切な友人である。
始まりは子ども同士が仲良くなったことでを話すようになった「ママ友」であるが、少しずつ話をしていく中で彼女とは子育ての考え方がとにかく似ていたことであっという間に仲良くなりお互いの本音を打ち明けられる程の「大切な友人」となった。
両親に打ち明けるよりMちゃんに海外移住の話をするのは緊張したことを今でも覚えている。
Mちゃんが反対することはないことは分かっていたが、お互いの子育てにおいて苦楽を共にしてきた彼女に話すことは私にとってより一層と海外移住を実感することだったのだ。
Mちゃんに打ち明ける時点では現地での仕事探しを始めた頃だった。
マレーシア移住に関して何も確定できていることはなかったが、時間を合わせてなんでも語り合ってきた大切な彼女には我が家が移住に動き出す前から状況を把握してほしかったのだ。
子どもたちが小学校に通っている間に、思い切って打ち明けた。
Mちゃんはもちろん驚き言葉にならない様子だった。
それでもMちゃんは言葉少なにも、「応援したい気持ちはあるけど、本当に移住が決まったらこうやってゆっくり語れなくなるんだなと想像しちゃうと寂しくなるね」と素直な気持ちを伝えてくれた。
その言葉を聞くと、まだ移住ができるか分からない状況ではあるがとても切ない気持ちになった。
それでもその日以降、Mちゃんはマレーシアに関する情報を調べてくれては私に共有してくれ、出国するギリギリまで近くでサポートしてくれた。
自分たちの今後の将来を見据えての海外移住ではあるが、それでも息子の成長を見守ってくれるそれぞれの両親や一番の友人であるMちゃんに安心して見守ってもらえるようにマレーシア移住に向けて気を引き締め直した。
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今この記事を読んでくれている方の中には海外移住や海外で働くことに興味を持っている方もいるだろう。
もしくは今いる環境から自分のやりたいことや夢に向かって一歩踏み出そうとしている方もいるだろう。
新しいことに挑戦するときは反対してくる家族や友人もいるかもしれない。
反対の声で一歩踏み出すことを躊躇している方もいるのかもしれない。
反対の声の多さに自分の夢を叶えることを躊躇したり諦めようと考えている方がいるのであれば、一度本当にその反対の声は自分のことを思っての言葉なのかよく考えてほしい。
頭ごなしに否定する人、妬みやひがみから反対を押し付けている人はいないだろうか。
そのような反対の声は鵜呑みにする必要はない。
一歩踏み出すことがあなたの幸せにつながる保証はないが、一歩踏み出さなければ今のあなたの居場所は変わることはないのだから。
叶えたい夢があるのなら、とにかく今の環境を変えたいと強く思っているのであれば一歩踏み出してみたらいい。
一歩進んだ先があなたが思い描いているものと違うのであれば、もう一度立ち止まってみたら良いのだ。
踏み出す前に立ち止まるのと、踏み出した先で立ち止まるのは全く異なる環境なのだから。
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私にもまだまだ叶えていきたい小さな夢もあれば将来的に実現させていきたい大きな夢もあります。
どうしたら叶えられるのかな…と思うより、とにかくどんなチャンスも掴めるように必要なスキルアップをしようと心がけています!
もし今の自分に目標や夢がなければ、夢に向かって頑張ってる人を全力で応援できる人でありたいですね。
2024.5.22
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