マレーシアは日本人が選ぶ移住したい国ランキングでも常に上位に位置づけられている国である。
だからといって先述している通り我が家は初めからマレーシアを移住先の候補としていた訳ではなかった。
Tosuの突然の一言から始まった我が家の海外移住。
私は昔から将来カナダへ移住という憧れを抱いていた。
高校生の時に1ヶ月ほどではあったがカナダのバンクーバーにホームステイをした経験がある。
当時から英語は大好きで洋楽や洋画、海外ドラマに夢中になり、初めての大冒険+憧れのカナダということに気持ちは弾んでいた。
1ヶ月のカナダのホームステイ生活がすべて良い思い出となったかというと、初めて言語の壁にぶち当たり楽しいだけではなく自分の気持ちを伝えれずに苦く悔しい思い出もある。
それでもあのカナダでの苦く悔しい思い出も含めた全ての経験が私の宝物としてずっと残っているのは間違いなかった。
「いつか必ずカナダで暮らそう!」
その想いが何年も強く私の心の中にあったのだ。
治安、教育そして雄大な自然。
私の中での移住先の第一候補は揺ぎ無くカナダであった。
しかしカナダは英語圏(※モントリオールはフランス語が公用語)であるが故、就職するにあたって求められる必要な英語力は軒並み高かった。
そして初期投資となる移住費用が高いのも当時の我が家経済状況では現実的ではなかった…。
移住を数年先送りし、それまでに英語力を高めてしっかり移住費を貯めることもできたかもしれないが、そんな考えは我々夫婦の頭にはなかった。
「移住しよう!」と気持ちが高まっている今、自分たちの手に届く国を探し出し行動に移すことが重要だった。
…ちなみにカナダへの移住への思いは今これを綴っている現在もなくなっていないのだが、マレーシア生活も大好きになり居心地の良さも相まって今後も出来る限り長く住み続けたいなと思っている。
カナダは現実的ではないと判断し次の候補の国に悩んでいた時、Tosuが仕事を探す中たまたま見つけたのはここマレーシアであった。
物価の安さ、日本との時差や距離、年中常夏、教育費用、そして求められる英語力。
調べれば調べるほど訪れたことのないマレーシアに魅了された。
「マレーシアに移住しよう!」
そうTosuと決めてから一気に我が家の海外移住に向けての状況は動き出したのだ。
… 海外へ移住しよう! マレーシアに移住しよう!
Tosuの思いきった決断によって海外移住そしてマレーシアへとやって来れたが、あのタイミングで思い切った決断をしてくれたことに感謝しかない。
あの時、なんだかんだと理由をつけて海外移住を先送りしにしてしまっていたら今も日本に住んでいたかもしれないのだから。
日本を飛び出したからこそ今の生活がある。
現在は夫婦揃って現地で働いているので、面接や海外就職の思い出話も今後綴っていきますね。
2024.3.6
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